9月 25

生命保険と損害保険

損保には“人”に対する保障も“モノ”に対する保障もある

また損保には、生保のように人間の身体について保障する「大( ひと) 保険」、つまり傷害保険や平成四年一一月から発売された個人年金もあります。“大保険”とは、文字どおり保険の対象が人の生死や身体となっている保険ですが、生保に対抗する商品として取り扱うようになりました。
生保と違う点は、突然の事故やケガ、死亡に対しての保障しかないということです。生保のように、病気で死亡した場合は保険金が支払われません。ただし、モノ保険のようにケガの具合などによって保険金が差し引かれるということはありませんのでご心配なく。海外旅行保険などは病気による死亡、入院も特約によって保障されています。
このように損保は、モノ保険と人保険を同時に取り扱っています。そのため、生保以上に商品の種類があり、従来の人とモノを区別した保険からそれらが一緒になった保険、さらに掛け捨て保険から積立保険など、種類も多様化してきています。なお、損害保険の賢い掛け方としては、お客様の立場にたって本当に必要な保障だけを選び出してくれるよい代理店を探すことです。というのも、損保は契約するにあたって細々した規約が数多くあります。
たとえば火災保険の場合、保険料を算出するときは居住地区や建物の造り、つまり木造かコンクリート造りかなどによっても大きく変わってきますし、満期保険金のあるタイプから掛け捨てタイプまで種類も多く、さらに地震保険を付加するかしないかなどが選べます。損をしないためにも、十分に検討したうえで、加入していただきたいと思います。

境界線かなくなってきた生保業界と損保業界

最後に、商品から離れて生保業界と損保業界の違いについて見てみましょう。損保業界は損害保険代理店が大きなポイントとなってきます。というのも、損保代理店とは、損保会社に代わってお客様と契約を締結する役目を果たしているからです。
また、掛けている保険に該当する事故が起こった場合に、損保会社とお客様の橋渡しをするのも代理店です。いわば損保会社の代理店は、損害保険会社の営業所のような型になっているのです。
一方、損害保険の顔が代理店であれば、生命保険の顔は外務員の人たち、生保レディです。ところが最近、生保会社も損保のように代理店制度を設けるところが増えてきました。損保と生保では、商品も販売方法も今後ますます違いがなくなってくるのは確かなようです。